【火災保険】保険金を受け取ると翌年の保険料は上がるんですか?

【火災保険】保険金を受け取ると翌年の保険料は上がるんですか?

火災保険には明確な割増引きのテーブルはない

保険事故によって保険金を支払う際、「保険をつかったら翌年の保険料はどれだけ上がりますか?」とよく質問を受けます。

個人の自動車保険のように、保険を使えば保険料が上がるとお考えの方もいらっしゃいますが、企業の損害保険は必ずしもそうではありません。

自動車保険(9台以下のノンフリート)の場合は、どんな種類の事故で保険を使ったら、●等級下がると予め決まっていて、たとえば数万円の車両損害など保険を使うことで向こう3年間の保険料が上がってしまい、結果的に損をすることがありますので、保険をつかうかどうかよく検討する必要があります。

↓損保ジャパン日本興亜「一般自動車保険SGP(2019.1)」パンフレットより

一方、火災保険の場合は、保険をつかったら明確に●%保険料が上がる、というテーブルはありません。

自動車保険はその運転者や企業の事故の起こりやすさ(運転の上手い下手など)によって公正に割引率を決める、というのはある程度フェアな制度だと思いますが、火災保険の場合は、火災や自然災害を対象にしていますので、自分の責任というよりは不可抗力での保険支払いが多い傾向にあると思います。

したがって、具体的な割増引のテーブルがないのだと思われます。

無事故割引やリスク調整割引等がある場合は・・

個人契約と違って、企業が契約者となっている火災保険では、保険料ロットや過去の事故率の低さなどによって、定価の保険料に対し、無事故割引やリスク調整割引などと呼ばれる割引が適用されているケースがあります。
(保険会社や保険商品によって規定はまちまちです)

無事故割引やリスク調整割引などが適用されている契約の場合は、保険金支払いがあれば、翌年の保険料は上がるかも、と思っておいた方が良いでしょう。

ただ、過去3年とか過去5年というスパンでみて、支払った保険料合計に対し、受け取った保険金の割合が小さい(10%とか20%以下など)場合には、状況によって保険料は維持されることもあり得ます。

また、その事故が再発の可能性が極めて少ないと考えられる、とか十分な再発防止策を講じたという場合にも保険料は維持されやすくなります。

一方、契約保険料が小さい(数万円~20万円以内)火災保険の場合は、そもそも無事故割引やリスク調整割引などが適用されていないことが多いのですが、その場合、事故によって保険をつかっても保険料はあまり変わらないことが多いです。

定価の保険料に対し、よほどのことがなければそれ以上割増をするケースは少ないようです。

(注)当サイトでは保険について一般的と思われる内容を記載しております。個別具体的な保険契約内容についてはパンフレットや重要事項説明書、約款をご確認いただくか、保険代理店または保険会社へお問い合わせください。

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

保険金請求カテゴリの最新記事