【火災保険】保険金支払の回答はどのように来ますか?

【火災保険】保険金支払の回答はどのように来ますか?

2018年の夏から秋にかけて日本中広範囲に渡って台風被害が多く、火災保険が大活躍しました。

台風等によって保険対象物件(建物など)に被害を受けた場合、

・保険代理店または保険会社へ連絡
  ↓
・主に修理見積もりや写真にて保険金支払査定
 (高額の場合などは損害鑑定人または保険会社による現場調査)
  ↓
保険会社から支払保険金額の案内
  ↓
・被保険者の了解を経て、保険金振込

こんな流れになります。

代理店が間に入る場合は、支払保険金が決まったら保険会社から代理店が通知を受けて、顧客へ査定の内容と支払保険金額について案内をしますが、保険会社からの回答方法は一律ではなく、カチっとした文書になっている場合や、口頭で終わり、というものまで様々です。

以下、どんな回答の仕方があるかご紹介します。

1.エクセルでの支払保険金回答の場合
大型台風などで大忙しでない場合は、修理見積もりについて丁寧にエクセルフォームに落とし込んで、一つ一つの費目について認定、一部認定、否認、その理由コメントなど細かく査定が行われることが多いです。

一部認定、否認の場合の細かいコメントや、計算過程などが分かるので、顧客向けに最も丁寧に説明できる資料になります。

ただ、修理見積書が何枚にも渡るケースの場合、損害鑑定人が一つ一つ入力するわけですから、地味かつ大変な作業になります。この辺がきっと数年後または十数年後にはAIで解決できるようになるんだろうな~と思っています。

2.A4一枚のフォームでの回答の場合
大型台風で保険金支払部門が超多忙になってしまった2018年のような場合は、一つ一つ修理見積もりの費目を打ち込んで・・とやっている暇はないので、以下のような結果のみを集約した形で、だいたいA4一枚紙がFAXで送られてきます。

(修理見積もり額合計)
1.損害認定額
2.自己負担額
3.損害保険金(1-2)
4.臨時費用保険金(3×30%など)
5.取片付費用(処分費など)
6.修理付帯費用(仮復旧、調査費など)
———————-
  合計支払保険金

それで、
「これでOKならOKにチェックを入れて返信FAXしてください」
という感じです。

3.修理見積もりにペン入れの場合
修理見積もりのうち、どの費目がどう振り分けられて、何が一部認定で何が否認かなど、赤ペン先生のようにペン入れがされて、支払保険金額の結果をもらうこともあります。

一つ一つの費目をエクセルに打ち込んで・・とやれば最も正確になるのかもしれませんが、この方法でも幅広い顧客に受け入れられるような気がします。

ただし、多分に手計算であることがほとんどなので、計算過程についてはよく確認する必要があると思います。

4.口頭のみの場合
大型台風などで被害が多数になった場合などで、特に、修理見積もりが全額認定の場合は、保険会社からの支払保険金額の回答が口頭のみのケースもあります。

書面をFAXすることさえ省くという最短コースですが、わたしが顧客へ案内する場合は、メールや文面などに書き直しておりました。

個人客なら良いのかもしれませんが、企業の場合は組織ですから何らかの書面は必要になるでしょう。

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保険会社も思考錯誤しながら、顧客の納得感は守りつつ、なるべくスピーディに支払保険金額の回答を行う努力をしているようです。

なお、保険会社も間違って計算していることも多々ありますし、支払保険金額について納得いかない場合などは、相応の理由や根拠を示せば再検討してくれますので、保険会社の言うことを鵜呑みにしないことも大切だと思います。

(注)当サイトでは保険について一般的と思われる内容を記載しております。個別具体的な保険契約内容についてはパンフレットや重要事項説明書、約款をご確認いただくか、保険代理店または保険会社へお問い合わせください。

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