自動車保険の車の料率クラスってなに?

自動車保険の車の料率クラスってなに?

自動車保険料に影響する型式別料率クラス

自動車保険の更新をする際、事故もなく等級が進んで補償内容も変わらないのに保険料が結構あがった、という経験をされたことがある方もいらっしゃるでしょう。

案内する側(保険代理店)としては、保険料があがる場合きちんとその理由を説明しなくてはならないので、何が影響しているのかを一生懸命探します。

よく分からないけど保険料が上がる理由あるある
・新車割引の期間が過ぎた
・免許証がゴールドからブルーになった
・保険の商品改定
・記名被保険者の年齢が10歳きざみの次の段階に入った
クルマの料率クラスがあがった
etc…

↓イメージ

この「料率クラスがあがった」というのは直感的に理解しにくいので説明が必要になります。

正しくは、「型式別料率クラス」といい、自家用乗用車・自家用小型乗用車が対象となっています。

「自分は事故を起こしていないんだけど?」とおっしゃる方もいますが、日本全国の同じ型式のクルマの全体の危険度(保険金支払実績)が変わった、ということで、申し訳ないがご了承願います、としか言いようがありません。

料率クラスは1~9まであり、1が保険料が安く(保険金支払実績が少ない)、9が保険料が高い(保険金支払実績が多い)といえます。

スポーツカーや、輸入車は総じて料率クラスが高く、ファミリーカーは料率クラスが低めであることが多いです。特に車両損傷の際に修理代が高くつくクルマは車両の料率クラスが高く保険料も高くなりやすいです。

なお、料率クラスは1年ごとに損害保険料算出機構によって見直され、各保険会社で共通の数字を用います。

損害保険料算出機構としては、参考純率(参考値)として開示している料率クラスですので各保険会社はそれに従う必要はない、という建前ですが、各保険会社は同じ料率クラスを使用しているのが実態です。
(同じクルマでもたとえば東京海上の方が料率クラスが低かった、ということは今のところないようです)

▼例 2018.1.1~12.31

  車両 対人 対物 傷害
マツダCX-5
(KE2AW)
4 3 4 4
トヨタシエンタ
(NCP175G)
4 4 3 4
マツダRX-7
(FD3S)
7 4 5 4
BMW320iスポーツ
(8A20)
7 4 3 4

料率クラスが1つ違うと保険料が約20%変わるといわれます。

また、同じ車名でも駆動方式の違い(FFや4WD)でも型式が異なり、料率クラスも異なる場合があります。

なお、軽自動車や貨物車、トラックなどは料率クラスの設定がなく、用途車種と等級(フリートなら優良割引率)でベースとなる保険料が決まってきます。

2020年から料率クラス制度はかわる予定

損害保険料率機構によれば、2020年1月以降の自動車保険契約については、料率クラスは現行の9クラスから17クラスに細分化される、とのこと。

また、これまで自家用軽四輪乗用車(軽自動車)については料率クラスは設けていなかったのですが、2020年1月からは3クラスに分けるとのこと。

同じ車種でも自動ブレーキが付いている・付いていないなどで事故率が異なるので、より適切にリスク評価を反映できるようにするのだとか。(一体誰の要望なんでしょう・・)

損害保険料率算出機構って、損保会社から事故データを集めて統計を出し、各保険会社の適切な保険料設計のサポートをする役割、ということだけど、機構の組織概要をみると2250人もいるんですね。

なんとなく多すぎるように感じるのですが、AIが発達すれば、10分の1程度の人員でも良いのではないかと思います。集計・統計業務に過ぎないのだから・・。

(注)当サイトでは保険について一般的と思われる内容を記載しております。個別具体的な保険契約内容についてはパンフレットや重要事項説明書、約款をご確認いただくか、保険代理店または保険会社へお問い合わせください。

 

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