リスクに対応する方法にはどんな種類がありますか?

リスクに対応する方法にはどんな種類がありますか?

ビジネスを行ううえでは、様々なリスクを想定しておく必要があります。
自社のリスクの全体把握についてはビジネスへの影響が大きいものと小さいもの、発生頻度が多いものと少ないものというマトリックスがよく用いられます。

業種や規模、立地等の環境によってリスクの大小・発生頻度は異なるでしょうが、一度、自社を取り巻くリスクについて図を描いてみるのがリスクマネジメントの最初の行動になるでしょう。

(イメージ)

リスクに対してどのように対応するのか、または備えておくのか、以下のように整理できます。

リスクコントロール 【回避】
リスクがある物・事から関係を断つ。物件売却、事業撤退など。
【低減】
リスクが現実化しても影響を抑える工夫をしたり、リスクが現実化する発生頻度を抑える工夫をすること。
リスクファイナンス 【移転(共有)】
損害保険への加入など。
【保有】
リスクが現実化しても影響が少ないものは自社の費用でカバーする。

リスクコントロールとは、リスクを回避したり低減させたりする「行動」のことで、リスクファイナンスとは、損害発生後の資金手当てとなります。

実際には、ひとつのリスクに対して、無意識にリスクコントロールとリスクファイナンスを組み合わせていることが多いでしょう。

たとえば、車の運転なら、点検や安全運転方針、安全運転講習会への参加、ドライブレコーダーやテレマティクスの設置はリスクコントロールの【低減】になるでしょうし、自動車保険への加入はリスクファイナンスの【移転】になり、たとえば車両保険の自己負担額の設定はリスクファイナンスの【保有】になります。

リスクは何でも保険でカバーできるものではありませんが、損害保険会社もこれまで対応できなかったリスクや新たなリスク(サイバーリスク等)についても引き受けられるよう保険商品開発を続けています。

損害保険でカバーしうるリスク 損害保険でカバーできないリスク
台風、落雷などの自然災害、火災、爆発、交通事故、ケガ、対人賠償、対物賠償、セクハラなどの雇用慣行リスク、テロによる財物損壊、サイバーリスク・情報漏えいによる賠償、役員賠償、知的財産権侵害訴訟、環境汚染訴訟、不良債権の発生 など 為替、投機失敗、集客失敗、スキャンダル、人手不足、政策変更 など

自社を取り巻くリスクについては保険代理店や保険会社のアドバイスを参考にしてもいいし、高度なリスク調査については保険会社の関連会社がリスクマネジメントのコンサルサービスを行っているので、(料金はかかりますが)利用を検討するのもひとつでしょう。

リスクマネジメントレポートピックアップ!
※PDFファイルが開きます。
大阪北部を震源とする地震について(8ページ2018.6.20SOMPOリスケアマネジメント)
PLレポート(製品安全)(6ページ2018.7.2インターリスク総研)
・東京都がベビーバスの安全な使用に関する調査結果を公表
・第4回北米消費生活用製品安全サミットが開催
・NTSBが公道運転テスト中の自動運転車による死亡事故調査の中間報告を公表

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