【火災保険】同じ事故原因で何度も保険金請求してもよいのですか?
同じ事故原因で何度も保険請求しても問題ないのか? 企業の火災保険契約では、その企業特有の事故が何度も起きることがあります。 たとえば、地域柄、毎年落雷があるとか、大型の物流施設でトラック等による当て逃げが多いとか、豪雪地域で毎年雪害があるとか、山林地帯でよく獣害が発生するとか、毎年台風で何かしら破損 […]
企業損保Q&A 初歩的な疑問を中心に解説しています。
同じ事故原因で何度も保険請求しても問題ないのか? 企業の火災保険契約では、その企業特有の事故が何度も起きることがあります。 たとえば、地域柄、毎年落雷があるとか、大型の物流施設でトラック等による当て逃げが多いとか、豪雪地域で毎年雪害があるとか、山林地帯でよく獣害が発生するとか、毎年台風で何かしら破損 […]
質権設定とは? 銀行から融資を受けて建物を建てたり、設備を購入したりすると、銀行から「火災保険に質権を設定してください」と言われることがあります。融資の際の一つの条件になっている場合があるのですね。 火災保険における質権設定とは、保険の対象物件が火災などで損害を受けた場合の保険金請求権を銀行(金融機 […]
事故原因が明確でなくても保険金請求は可能 火災保険に関して、施設の損傷があったとして事故報告を頂く際、事故原因が明確でない場合がときどきあります。 たとえば。 ・施設が損傷しているのを発見。原因者不明。(おそらく車が接触したものと思われる) ・配電盤等がショートしていた おそらく雷によるものだと思う […]
小さい物件の方が事故時に問題になりやすい 火災保険契約で、1箇所で資産規模数十億円、数百億円など大きな物件の場合、正しい保険契約をするために、専門の鑑定人をいれて、「平場鑑定」を行うことが多いです。 「平場鑑定」というと聞きなれない言葉遣いですが、事故時との対称で「平場」というのだとか。 事故が起き […]
火災保険には明確な割増引きのテーブルはない 保険事故によって保険金を支払う際、「保険をつかったら翌年の保険料はどれだけ上がりますか?」とよく質問を受けます。 個人の自動車保険のように、保険を使えば保険料が上がるとお考えの方もいらっしゃいますが、企業の損害保険は必ずしもそうではありません。 自動車保険 […]
2018年の夏から秋にかけて日本中広範囲に渡って台風被害が多く、火災保険が大活躍しました。 台風等によって保険対象物件(建物など)に被害を受けた場合、 ・保険代理店または保険会社へ連絡 ↓ ・主に修理見積もりや写真にて保険金支払査定 (高額の場合などは損害鑑定人または保険会社による現場調査) […]
2019年秋に火災保険料は上がる見込み 日経新聞(2018/11/13)によれば、2019年秋にも大手損害保険会社は、火災保険料を平均5%程度引き上げる方針、とのこと。 火災保険は、概ね3~5年スパンで料率改定が行われることが多く、前回の改定は2015年10月でしたので、タイミング的には一般的かなと […]
どんな企業でも多かれ少なかれ火災保険には加入していると思います。 建物や設備等を所有していればもちろんのこと、事務所を賃貸として借りていても、個人が賃貸物件を借りるときに家財の保険をかけるように、火災保険に加入していることが多いでしょう。 ただ、いざ火災保険で支払対象となる事故が起きた場合はどうすれ […]
築年数でそれほど変わらない火災保険料 老朽化した建物なら壊れやすい、台風で被害を受けやすい、燃えやすい、そんなイメージがあるかもしれません。 そうすると保険料も高くなるようなイメージを持つかもしれませんが、実際の火災保険料は築年数に応じてそれほど大きく変わりません。 住宅物件に対する火災保険では、築 […]
事業用物件を対象とした火災保険では、主にその企業が所有する建物、屋外設備、装置、動産を保険の対象とすることができます。 改めて保険の対象を設定するときには、固定資産台帳を用いることが多いですが、以下のようなものは基本的に火災保険の対象にならない(しない)ので省きます。 ・ソフトウェア・権利関係・リー […]
火災保険の対象物件として見落としがちな「門塀」 火災保険契約において、門や塀等が含まれているかきちんと確認していますでしょうか? 以前、前任者から引き継ぎをした契約で、門塀等について「含まない」としていた一般物件(賃貸用建物)を対象にした火災保険がありました。 保険更新の際に確認したところ、門塀等に […]
火災保険の対象物件を確認するなかで、「空調設備(エアコン)は保険上、建物か?設備か?」と疑問に思うことがあるかもしれません。 火災保険では、主に、①建物、②設備什器等、③商品・製品と分けて保険金額を設定しますが、所有資産のうち、建物に付属している設備については以下のように考えます。 建物に付属してい […]
火災保険 保険料に影響する要素とは? 火災保険の保険料は対象とする物件によってまったく変わってきます。 職業割増・作業割増は一般物件に対して適用され、火災保険の保険料に影響する要素のひとつです。 ちなみに火災保険の保険料は主に以下のような条件により決定されます。 物件種別 住宅物件 住居のみに使用す […]
火災保険で保険金が支払われない主な場合とはどんな場合でしょう? 三井住友海上の「事業活動総合保険」を参考に見てみましょう。 ↓画像をクリックすると三井住友海上HPの該当ページが開きます。 ↓まずは保険金支払の対象となる事故から。 これは、どのプランを選ぶかでどこまで補償するか、ということで、補償範囲 […]
支払限度額を設定する理由とその手法 事業用物件に対する火災保険契約では、事故時に支払われる保険金について「支払限度額」を設定することによって保険料を抑えることができるので、特に大規模物件(概ね10億円以上)の場合は、火災保険契約に「支払限度額」を設定していることが多いです。 たとえば、「本社」と「営 […]
神社・仏閣・歴史的建造物は建物評価や保険金額設定に誤りが多い 古くからある寺院や神社などでは、昔から檀家や信者の寄付・寄進等によってその施設が維持されてきました。 損害保険が日本に登場したのは明治時代ですから、寺院や神社などでも火災保険に加入するというのは明治時代以降ということになるでしょう。 特に […]
火災保険では、事業用物件であれば建物や設備什器や商品製品を保険の対象として保険金額を設定して契約しますが、よく忘れがちなのが「明記物件」です。 ある保険会社の火災保険のパンフレットには明記物件について以下のように記載されております。 明記物件(貴金属・宝石・書画・彫刻物その他の美術品等で、1 個また […]
火災保険の対象物件と保険金額の設定 企業の火災保険の対象物件は主に以下の3つに分類して保険設計します。 建物・屋外設備 所有する建物や屋外設備。 (建物とは屋根および柱または壁を有するものをいう。) 屋外にある変電設備やタンク等は屋外設備となる。 設備什器類 建物内にある機械設備類、工具什器備品類。 […]
企業が加入するべき火災保険の考え方(基本) 企業の損害保険といえば、ほとんどの会社が火災保険に加入していると思われます。 建物や設備を所有していれば火災保険の対象になりますし、賃貸で事務所などを借りている場合でも、デスクやキャビネット、造作などの設備什器備品などを対象として火災保険に加入するでしょう […]